【初心者にやさしい】ブラックジャックの攻略法とテクニック

【初心者にやさしい】ブラックジャックの攻略法とテクニック

このページに訪れてくれた方は、すでにブラックジャックのルールや遊び方は知っていますね?

知らないという方は、まずはこちら↓からどうぞ。

▶ ブラックジャックのルールと遊び方

では、いよいよ皆さんがもっとも知りたいブラックジャックの攻略法とテクニックについての解説をしていきますね!

ブラックジャックの攻略法は、ブラックジャックのルールや種類によって若干変わってきますが基本的にはほぼ同じです。

また、ここの攻略法に加え、上級テクニックであるカードカウンティングのテクニックを身に付けられれば鬼に金棒状態です(笑)。

『ラスベガスをぶっつぶせ(原題:21)』の映画を見たことがある方はご存知だとは思いますが、ブラックジャックを極めれば安定して勝つことも可能ですよ!

カードカウンティングのテクニックは、カジノのハウスルールで禁止されています。

が、頭の中でプレイヤーが何を考えているかなんてカジノ側は分かりませんよね。

なのでこのテクニックを使わない手はないのです!

あまりド派手にやると普通にカジノを出入り禁止になり、その地域一帯のカジノへも入ることができなくなるので慎重に(笑)。

(カードカウンティングは別のページで詳しく解説しています。)

ブラックジャックの攻略法の考え方

まずは、どのようにして攻略をするのか、ブラックジャックの攻略法の基本的な考え方について解説していきます。

攻略法を完全に覚えて、完璧にそれを実行するのがもっともハウスエッジ(カジノ側の取り分)を減らせ、プレイヤーが勝つ確率を上げられることは間違いありません。

がしかし!それを実行してしまうと機械的にカードを処理していくだけになってしまって、「カジノを楽しむ」という大義が大幅に失われてしまいます。

攻略法を覚えるのももちろん重要ですが、

ときにはその場の “流れ” を読むアクションを取り入れることがブラックジャックを最大限に楽しむポイントになることを忘れないでくださいね!

(流れを読めとかオカルトチックなことを言ってすいません(笑)。言いたいことは「とりあえず楽しむ!」)

攻略法の考え方①:バースト確率

ブラックジャックの攻略法は、ディーラーとプレイヤーのバースト確率を基本に成り立っています。

したがって、「ヒット」「スタンド」「ダブルダウン」「スプリット」どの選択肢が良いかの判断は、プレイヤーのハンドとディーラーのアップカードに依存しています。

攻略法の考え方②:「10」の出現率が圧倒的に高い

もう1つは、「10」の出現率が圧倒的に一番高いということです。

ブラックジャックでは「J」も「Q」も「K」も10の扱いなので、10の出る確率は単純計算で 16/52 = 30.8%、約3枚に1枚は10ポイントのカードが出現します。

そのためブラックジャックの攻略法の考え方では、「10」が来る確率が高いことを意識しながらプレイをします。

”意識しながら” という点がポイントで、分からないカード(ヒットしたときに来るカードや、ディーラーのダウンカード)が絶対に「10」であると仮定することは危険です。

プレイヤーが「10」と仮定することによって、大きく還元率、または勝利のチャンスを損失してしまうからです。

「10」の出現率が圧倒的に高いとは言いましたが、それに絶対的な信頼を置いてブラックジャックを攻略することは最善の手ではありません。

この攻略法は絶対に頭に入れよう!

ここに示しているものは、ブラックジャック攻略のための基礎中の基礎で、最も覚えやすい攻略法です。

これらの攻略法については何があっても絶対に実行してください。

もし他のアクションを取ってしまった場合は、いちじるしくプレイヤーの勝率、還元率を悪化させてしまいます。

以下の攻略法は、すべてプレイヤーのハンド、アクションに関することです。

■「17」以上なら、必ずスタンドする

■「11」は、必ずダブルダウンする

■「A」「A」は、必ずスプリットする

■「8」「8」は、必ずスプリットする

■「10」「10」は、絶対にスプリットしない

■インシュアランスは絶対にしない

■サレンダーは絶対にしない(プレイヤー「16」、ディーラーのアップカード「10」のときだけはする)

■イーブンマネーは絶対にしない

ディーラーのバースト確率

ディーラーのバースト確率を知ることは、ブラックジャックを攻略する上でとても大切な要素です。

下の表は、ディーラーのアップカードがそれぞれの数の場合のバースト確率を示したものになっていますので、ある程度は頭の中に入れてブラックジャックを攻略する手がかりにしましょう!

ディーラーのアップカード バースト確率
2 35.3%
3 37.6%
4 40.3%
5 42.9%
6 42.1%
7 26.0%
8 23.9%
9 23.3%
10 21.4%
A 11.7%

この表で注目すべき点は2つです。

まず、もっともディーラーがバーストしやすいときは、アップカードが「4」「5」「6」のときで、その確率は40%以上という点です。

もう1つは、アップカードが「7」以上になると、ディーラーのバースト確率はかなり低くなる点です。

「7」でも4回に1回、「A」になると8回か9回に1回しかバーストしなくなります。

プレイヤーのバースト確率

次はプレイヤーのバースト確率を見てみましょう。

プレイヤーのハンドがそれぞれの合計値のときに、ヒットした場合のバーストする確率を示しています。

ハンドの合計 バースト確率
12 31%
13 39%
14 56%
15 58%
16 62%
17 69%
18 77%
19 85%
20 92%

当たり前のことですが、合計値が高くなれば高くなるほどプレイヤーのバースト確率は上昇します。

ディーラーのアップカードが「7」以上の場合、プレイヤーのハンドの合計が「14」「15」「16」だったとしても基本的にヒットする戦略をとります。

そのときはバーストを覚悟してヒットしなくてはなりませんが、ヒットしたほうが期待値的にはプラスになるからです。

そのぎりぎりのヒットが成功した瞬間がブラックジャックの一番の醍醐味と言っても過言ではないです!(笑)

シンプルなブラックジャックの攻略法

ブラックジャックの攻略の第一歩は、自分のハンドとディーラーのアップカードを照らし合わせたときにどんなアクションを取れば期待値が高くなるのかを考えることです。

それらの最適解を分かりやすく表で示しているものを、ブラックジャック攻略チャート(Blackjack Strategy Chart)と呼びます。

また、この『シンプルなブラックジャックの攻略法』で紹介しているものは、普通の攻略チャートを簡略化したものです。

なぜ簡略化したシンプルな攻略チャートを先に紹介するするかというと、ほとんどの人はちゃんとしたブラックジャックの攻略チャートを覚えることを望んでいないと考えているからです。

はっきりいって項目が多すぎて複雑すぎると私も思いますし (・ω・`)

もちろん、この次のパートで紹介しているちゃんとした攻略チャート通りにプレイをすれば、ハウスエッジを最小限に抑えブラックジャックをまさに ”攻略する” ということが可能です。

が、はっきりいって普通にブラックジャックを楽しみたい人にとってそんなに細かい攻略法は必要ないのかな、と思います。

それでは、さっそく本題のシンプルなブラックジャック攻略チャートを見てみましょう。


攻略チャートの使い方

左の縦列が “プレイヤーハンドの合計” 、上段の列が “ディーラーのアップカードの数値”を示しています。

3つのチャートがあり、プレイヤーハンドが「ハードのときのチャート」「ソフトのときのチャート」「同じ数字のときのチャート」となっています。

また、プレイヤーのアクションは次の通りです。

H:ヒット
S:スタンド
D:ダブルダウン
する:スプリットする
しない:スプリットしない
どんな状況においても、インシュアランスは絶対にしないこととします。

プレイヤー
【ハードハンドの場合】
ディーラー
2 – 6 7 – A
4 – 8 H H
9 D H
10 – 11 D
(ディーラーのアップカードより合計が高い場合)
12 – 16 S H
17 – 21 S S

■ハードハンドは、エース(A)の入っていないハンド、もしくはエースを「1」としてカウントしているハンドのことです。

■プレイヤーハンドが「10 – 11」のときの “ディーラーのアップカードより合計が高い場合” とは具体的に次の意味です。

もし「10」ならディーラーのアップカードが「2」~「9」のときにダブルダウンをする。「10」「A」のときはヒットをする。

もし「11」ならディーラーのアップカードが「2」~「10」のときにダブルダウンをする。「A」のときはヒットをする。

■プレイヤー「16」対 ディーラー「10」の場合はサレンダーをする。ルールでサレンダーが許されていなかったらヒットをする。


プレイヤー
【ソフトハンドの場合】
ディーラー
2 – 6 7 – A
13 – 15 H H
16 – 18 D H
19 – 21 S S

■ソフトハンドは、エースを「11」としてカウントしているハンドのことです。

■ソフト「16」~「17」でダブルダウンできない状況の場合(すでにヒットしてしまっている、ソフトハンドでは許されていないルールなど)、普通にヒットをする。

■ソフト「18」でダブルダウンができない状況の場合は、スタンドする。


プレイヤー
【同じ数字の場合】
ディーラー
2 – 6 7 – A
22,33,
66,77,99
する しない
88,AA する する
44,55,1010 しない しない

■スプリットしない場合のハンド「2」「2」、「3」「3」、「4」「4」などは、単純にハードハンドの「4」、「6」、「8」… として扱ってください。

基本的なブラックジャックの攻略法

ブラックジャックの攻略法は、ゲームに使われているデッキの数やブラックジャックの種類によって若干違ってきます。

ここでは、以下4つの主流なブラックジャックの攻略チャートを紹介していきます。


攻略チャートの使い方

左の縦列が “プレイヤーハンドの合計” 、上段の列が “ディーラーのアップカードの数値”を示しています。

3つのチャートがあり、プレイヤーハンドが「ハードのときのチャート」「ソフトのときのチャート」「同じ数字のときのチャート」となっています。

また、プレイヤーのアクションは次の通りです。

H:ヒット
S:スタンド
P:スプリット(※Splitの “S” だとスタンドと被るので、2文字目をとって “P” としています。)
Dh:ダブルダウン、無理ならヒット
Ds:ダブルダウン、無理ならスタンド

攻略チャートの条件

・デッキの数は、それぞれ記載の通り。

・ディーラーはソフト17でスタンド。

・スプリット後のダブルダウンは可。

・サレンダーは不可。

1(シングル)デッキ ブラックジャック

シングルデッキブラックジャック攻略チャート

2デッキ ブラックジャック

2デッキブラックジャック攻略チャート

4~8デッキ ブラックジャック

4-8デッキブラックジャック攻略チャート

ヨーロピアンブラックジャック

ヨーロピアンブラックジャック攻略チャート

ブラックジャック攻略チャートの計算機

上記以外のルール/条件のブラックジャック攻略チャートを確認したい方は、次のサイトをチェックしてみましょう。

Blackjack Basic Strategy Caluculator 

「デッキの数」や「ソフト17でディーラーがヒットするかしないか」などの条件を入力すると、その条件に合わせてBlackjack Basic Strategyの表が変化します。

かなり良くできてる計算機で、これはすごい!ってなると思いますよ(笑)。

使い方はとても簡単です。

まずページ上の、

ブラックジャック戦略計算機イメージ1

で、各条件を選択していきます。

すると…

ブラックジャック戦略計算機イメージ2

その選択肢の下にある “Blackjack Basic Strategy” の表が各条件に合わせて変化します。

これはすごい!便利!

気になった方はぜひ一度お試しください。

ブラックジャックの悪い攻略法

ブラックジャック攻略における、代表的な3つの悪い攻略法を紹介します。

それぞれの攻略法でプレイをしたときのハウスエッジ(カジノの利益率 = プレイヤーの損失率)がどれくらいなのかの目安も載せておくので参考にしてください。

このハウスエッジを見れば、かなり悪い攻略法であることが一目瞭然です!

ちなみに、一般的なカジノのブラックジャックではハウスエッジは約1.0%、さらに上のパートで紹介した攻略チャート通りにプレイした場合は0.5%以下に抑えられます。

この3つは、本当に最悪の攻略法なので絶対にマネをしないでくださいね!

決してバーストしないようにプレイする

ハウスエッジ:約3.9%

次にヒットしたら10ポイントのカードが来ることを恐れて、ハンドが「12」以上のときにスタンドを選択することはやめましょう。

ディーラーのアップカードが「4」「5」「6」のときはディーラーのバーストを期待してスタンドするべきですが、それ以外のときは間違いなくヒット一択です。

ディーラーのマネをする

ハウスエッジ:約5.5%

ディーラーはハンドが「17」以上になるまでただただヒットし続けなくてはなりませんが、それをプレイヤー自身がマネをすることは良い攻略法とはいえません。

プレイヤーには、ディーラーのバーストを待てるチャンスや、ダブルダウンやスプリットをするという選択権が与えられています。

ブラックジャックを攻略するためには、それぞれのシチュエーションで正しい選択をすることが重要になります。

ディーラーのダウンカードを「10」と仮定する

ハウスエッジ:約10.3%

ディーラーのアップカードが「9」や「10」、「A」といったときに、ダウンカードを「10」だと仮定してディーラーのハンドが「19」、「20」、または「ブラックジャック」を持っていると考えてはいけません。(もちろん、本当にそのハンドを持っていることもありますが。)

ディーラーのカードを必要以上に強いと仮定することは、正しいアクションを阻害することにしかなりません。

例えば、ディーラーのアップカードが「10」のときにハード17でヒットしてしまったり、ソフト19でヒットしてしまったりするのは悪い攻略法です。

この悪い攻略法はなんとハウスエッジを10%まで高めてしまいます。

このページの上の方でも、「10」の出現率が圧倒的に高いと説明しましたが、なんだかんだ出現率は30%で、他の数字の出現率は70%でそっちのほうが出やすいですからね!

ブラックジャック攻略はここからだ

ここまで色々説明してきましたが、「ブラックジャックを攻略する」とは、それぞれの状況に応じて正しいアクションを選択することです。

攻略チャートが覚えられないという方は、まずはシンプルな攻略法を利用しましょう。

だんだん慣れてくると、普通(複雑な方)の攻略チャートはあたりまえのアクションをとっているな、という感じになってきますよ!

さらにブラックジャックを極めたいという方は “カードカウンティング” についても解説しているので、そちらを参考にしてください!

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