ポーカーの基本である役(「ハンド」と呼ばれます)とその強さをみなさんに分かりやすく紹介します。
ここで解説している役(ハンド)は、メジャーなポーカーゲームであるテキサスホールデム、オマハ、セブンスタッド、ドローポーカーなどさまざまな種類のポーカーに適用されているものです。
ポーカー初心者の方はまずこれを覚えましょう!
ポーカーハンドとは
トランプ5枚の組み合わせの名称で、ワンペア、ツーペア、スリーカードなどがあります(詳しくは『役(ハンド)一覧【強さ順】』で)。
それぞれのポーカーハンドには強さが存在し、そのハンドの強さを競って勝負が行われます。
また日本語では ”役” と呼ばれる存在で、マージャンなどをやったことがある方はイメージが沸きやすいのではないでしょうか。
役(ハンド)の強さの基礎!重要!
役(ハンド)一覧を見る前に、この役(ハンド)の強さの基礎を抑えてください!
ポーカーハンドの勝敗を判定するのに非常に重要です!
文字でごちゃごちゃ書いていますが、単純なので一度読んでもらえればすぐ理解できると思いますよ。
① カード単体の強さ
の順で強い。Aが一番強くて2が一番弱い。
特例で、
のストレートの時だけ A が一番弱いカードとして扱われる。
ポーカーは役の強さで勝敗が決まるんじゃないの?と思った方もいると思います。
が、同じ役だった場合、カード単体の強さが強いカードで完成されているハンドの方が勝ちとなります。
例えば、
対
ではAのペアを持っているほうが強い。
② 役(ハンド)の強さ
ロイヤルフラッシュ>ストレートフラッシュ>フォーカード>フルハウス>フラッシュ>ストレート>スリーカード>ツーペア>ワンペア>ハイカード
の順で役が強い(詳細は下の『役(ハンド)一覧【強さ順】』で)。
③ トランプのスーツ(マークの種類)による強さ
トランプのスーツ(マークの種類)による強弱はなし。
例えば、
ハートのロイヤルフラッシュとスペードのロイヤルフラッシュは同じ強さ。そして勝負した場合は、引き分けになる。
役(ハンド)の強さを判断するときに良く勘違いして、スペードのエースが一番強いと思っている人もいますが、それは誤りです。
同じ数字なら同じ強さだということを覚えておきましょう。
④ 役(ハンド)の強さは5枚使って判断
ポーカーでは必ず、5枚全部のカードを使って勝敗を決める。
例えば、
対
だったら後者の方が強い。
ツーペアの役自体の強さはAのペアと5のペアでカードの数字が同じだが、残りの一枚が2とKでKのほうが強いから。
もう1例、
対
では前者の方が強い。
8883までは同じだが、AとKではAのほうが強いから。
⑤ ジョーカーは使用されない
基本的に、カジノで行われている”対プレイヤー同士”のポーカーにジョーカーは使用されていない。
したがって、ファイブカードのような役はできない。
役(ハンド)一覧【強さ順】
ここで紹介しているものが全種類のポーカーゲームにおける全役になります。
それでは、強い役(ハンド)から順に紹介します!
① ロイヤルフラッシュ
例:ダイヤのロイヤルフラッシュ
5枚全部が同じスーツ(マークの種類)で
のストレートができている役。
いわゆる、ストレートフラッシュの最強版を「ロイヤルフラッシュ」といいます。
② ストレートフラッシュ
例:クラブの7ハイのストレートフラッシュ
ストレートとフラッシュができている役。
5枚全部が同じスーツ(マークの種類)で数字が5枚連なっている。
③ フォーカード
例:Qのフォーカード
同じ数字のカードが4枚そろっている役。
④ フルハウス
例:Aのスリーカードと9のペアのフルハウス
スリーカードとペアができている役。
同じ数字が3枚と同じ数字が2枚のセット。
フルハウス対決になった場合、スリーカードができている数字が強いほうが勝ちとなる。
また、スリーカードの数字が同じ場合は、ペアができている数字が強いほうが勝ち。
例えば、
対
の場合は、Kのスリーカードを持っているほうが強い。
対
の場合は、8のペアを持っているほうが強い。
⑤ フラッシュ
例:スペードのフラッシュ
同じスーツ(マークの種類)のカードが5枚の役。
⑥ ストレート
例:5ハイのストレート
5枚の数字が連なっている役。
A だけは特例で、
対
の両方の形でストレートとしてもちいることができる。
のような5枚はストレートとして成立しない。
⑦ スリーカード
例:Jのスリーカード
同じ数字が3枚そろっている役。
⑧ ツーペア
例:2とKのツーペア
同じ数字のペアが2組できている役。
⑨ ワンペア
例:5のワンペア
同じ数字のペアが1組できている役。
⑩ ハイカード/ノーペア
例:Aのハイカード
役が何もない状態。
「ハイカード」と呼ばれたり、「ノーペア」と呼ばれることもあります。
日本だと「ブタ」と呼ばれることもありますが、ポーカー界ではそのような呼び方はされませんので注意。
上の例だとよく「エースハイ」と呼ばれますね。
ポーカーでは誰も役ができていない状態で対決が行われることがしばしば起こります。
その場合は、誰も役が無いからといって引き分けになるわけではありません。ハイカード同士の対決になります。
例えば、
対
の場合は、エースハイの前者の勝ち。
もう一例、
対
では、両者エースハイを持っていますが、上から5枚目を見たときに9のほうが8よりも強いカードなので前者の勝ち。
ポーカーの役(ハンド)おさらい【簡単にまとめてあるよ】
役(ハンド)はポーカーにおいて、基礎中の基礎となるルールです。
数もそこまで多くないですし、5枚の組み合わせでとても単純なので、ポーカーをプレーしながらすぐに覚えられると思いますよ!
ポーカーハンド(役) | 組み合わせ |
ロイヤルフラッシュ | AKQJ10で同じスーツ(マークの種類)の役 一番強いストレートフラッシュ |
ストレートフラッシュ | 5枚全部が同じスーツ(マークの種類)で数字が5枚連なっている役 |
フォーカード | 同じ数字のカードが4枚の役 |
フルハウス | スリーカードとワンペアができている役 |
フラッシュ | 5枚とも同じスーツ(マークの種類)の役 |
ストレート | 数字が5枚連なっている役 |
スリーカード | 同じ数字のカードが3枚の役 |
ツーペア | 同じ数字のペアが2組の役 |
ワンペア | 同じ数字のペアが1組の役 |
ハイカード/ノーペア | 役がなにも出来ていない状態 |